遠方をワンチャンと旅したい。でも自家用車で行って帰ってする時間無いし沖縄とか海の向こうへは車運んでの旅は現実的ではないし…そのような場合、飛行機を利用してみてはいかがでしょうか。
犬の航空機搭乗の流れ
「旅犬しょう」ことうちのドギーの日本一周では、これまで全行程で飼主(=わたくし)が自家用車を運転して一緒に旅をする方法で46都道府県を回ることができましたが、それでいくと沖縄県だけがネックでした。
そこで航空各社を調べたところ、国内航空会社では
JAL
ANA
スカイマーク
(各社ペットの預かりページへリンク)
この三社がペット搭乗可能でLCC系はNG(ルールは随時変わるものと考えておいたほうがよさそうです)。全てを調べたわけではありませんが目に入った海外の航空会社の例を見ていると、搭乗機内で飼い主の膝の上に乗っている写真もありました。その辺り欧米系は寛容なのかもしれません。
今回はスカイマークさんを利用して神戸から沖縄へ飛ぶことにします。
カウンターへ行く前はもちろん、
チケットを購入する前に必ず利用予定の航空会社が定めているペットのお預かりについて目を通しておきましょう。
犬で言えば大型犬や小型であってもパグやシーズーなど短吻種(たんふんしゅ)と呼ばれる鼻が短い犬種は過去に死亡例があったようで、預かり不可な場合があります。カウンターへ行って不可となるとそこでペットホテルがあって預かってくれる…わけはなく、連れて帰って予定の便に搭乗することはほぼほぼ不可能でしょうから、最悪の場合旅行を断念しないといけないということにもなります。
スカイマークさんの当時の規定では犬の他に猫やウサギ等の小動物、昆虫や小鳥が可能とありました。
スカイマークさんで犬を預ける場合ゲージはワンちゃんの大きさに応じて用意してくれますが、どっちみち旅行先で交通機関やレンタカーに乗車する際に必要になるので、自前を用意された方が良いと思います。
預ける際にゲージにペットシーツを敷くように言われましたが、これは用意してくれました。
受付時に飼主自筆の同意書が必要。事前にweb上からpdfファイルになった同意書をダウンロード→プリントアウトして、必要事項を記入しておくと手続きがスムーズです。ここで手間取ると受付カウンターに並んでいる方々から鬼のような視線を感じることになります。フライト時間が近づくと猶更。
旅を気持ちよく出発するために出来る努力は事前に完了させておきましょう。
搭乗手続きから到着→解放まで3時間くらいありますが、これはがんばってねと祈るしかありません。
空港着いたところで可能な限りよく散歩させることと水を飲ませてから搭乗手続きに向かいましょう。いずれにしても人だけが搭乗する時よりもあれこれ時間を要します。その点は飼い犬を飛行機に乗せて旅しようと言う飼主さんの事、愛犬のためなら苦になりません。よね。
同意書の提出と既定の手数料を支払い口頭での諸注意をいくつか聞いたところで手続き完了。この時の航送運賃は5,000円でした。
今回の搭乗がたまたま預かり荷物を搬入するタラップの前の座席でした。もしかしてドギーが運ばれてくるかも?と、一部始終見学しておりましたが、目立つピンクゲージの姿はそこにはありませんでした。ペットを航空機内のどこで預かっているかは公開されておらず置かれている場所は各社の規定にもよるでしょうが、どこかでぬくぬく過ごしていることでしょう。旅犬らしく色んな場面を経験してもらいます。
行先空港到着
那覇空港到着。人間の荷物を受け取って待っていたら空港係員さんに抱えられてやってきました。個別対応とは贅沢なドギーの旅です。預かり荷物の受け渡し場で引き渡し。網でぐるぐる巻きにされたゲージがほどかれます。
引換証を渡しておつかれさま。預ける時からすれば3時間ほど、よく頑張りました。
それぞれの家のワンちゃんの性格によって異なることですが、うちのドギーはゲージには自分から入っていくし普段から家の中でも奥まった場所が大好き。人間にとっては小さく狭い檻の中を想像しますが、犬にとっては囲まれている場所は安心感があるのかもしれません。
ただ、給水とおトイレは心配。早めに空港へ到着して手続き以前にできるだけ一緒に居てやって、ワンちゃんをリラックスさせてあげましょう。飛行機搭乗を経験したうちのドギー。沖縄県上陸はもちろん、おでかけの幅がグッと広がりました。
なお、フェリーでの航送はまた別機会に触れたいと思いますが、ペットのフェリー航送は長距離になると負担が大きいかなという印象。沖縄へは現在定期フェリーが出ている鹿児島まで行く必要があることと、その鹿児島-那覇も航海時間が長い。ペットと沖縄を旅する場合は飛行機がお勧めです。