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2020-05-15

カヌー犬第二章は日本一の清流・前編<仁淀川/高知県いの町>


川辺で朝日を浴びるカヌー犬しょう。前回のカヌー旅は徳島県の吉野川、そこでカヌー犬としてデビューしました。カヌー犬の川旅第二幕が始まります。

朝日を浴びるカヌー犬。川旅第二段はゴールデンタイム漕行


真の清流・仁淀川

仁淀川(によどがわ/高知県いの町ほか)

知名度では同じ高知県にある四万十川に軍配が上がりますが、川人間の沙汰で真の清流と名高いのが「仁淀川(によどがわ)」
その実力はご覧の通り。実際、国内の清流ランキングでトップを取ったことは何度もある、清流選抜のフロントメンバー常連です。

源流は愛媛県の石鎚山(いしづちさん/1,982m)南側。
「面河川(おもごがわ)」の名前で端を発し、愛媛/高知の県境を越えると仁淀川に名前が変わる。その道中に三箇所のダムがありますが、ダムの湛水によって濁った水にめげず清流の力を借りながら川を浄化。その都度不死鳥のように蘇り、清らかな流れを取り戻して太平洋に注ぐ。
実力的にも川ドラマ的にも「持っている」仁淀川。カヌイストとして、最も推しの川が仁淀川です。

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川のゴールデンタイム

夜明け間もない川へ繰り出す

川のゴールデンタイムは「早朝一択」
それをドギーに伝授しています。我が家なりの情操教育です。

スタートしてすぐの淵

早朝の美しさは枚挙にいとまがないところですが、なにが一番って「空気感」でしょうか。新鮮な「空気」はもちろんですが、それだけじゃないんです。静けさや湿度も含めて五感で受ける自然が美し過ぎるんです。
これはカヌイストの特権。この時間を一人占めするために、漕行の際は早起きしていると言っても過言ではありません。

乗艇が少し上達した様子

前回の吉野川では、動いては落ちての繰り返しだったドギー。少しづつ艇上での自分の立ち位置をわかってきた様子。

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それにしても美しい仁淀川

いつ訪れても清流界におけるセンター級の実力のまま。ドギーと川を下るようになった今となっても、末永く推し川であられ続けますようにと祈る気持ちであることは変わりません

時刻は午前6時。
これが人々が外に出て活動し始める時間になると、自動車の音など何らかの生活音が聞こえてきて、一気に夢から現実に引き戻されます。人間が「生活」を始める事によって大なり小なり排水の流入など「水の流れ」に変化が起きます。山も川も釣りも旅も、自然を前にすると早起きが三文どころの徳じゃありません。

 

名越屋沈下橋(なごやちんかばし)

仁淀川最大の「名越屋沈下橋」が見えてきました

橋に欄干など構造物があるとそこに流木などが引っ掛かり、橋に掛かる力が増幅されます。そうなるとせっかく架けた橋が流出の憂き目に遭う確率が高くなります。
そのため欄干を設けない構造になっているのが「沈下橋(ちんかばし)」

同様の橋の形態は全国各地で見ることができますが、それらは「潜水橋(せんすいきょう)」「潜り橋(もぐりばし)」「流れ橋(ながれはし)」など、地域によって呼び名は様々。「沈下橋」の呼称は仁淀川と四万十川のもの。

仁淀川の沈下橋6橋に対して、四万十川は22橋。また全国には410もの沈下橋が存在すると言われていますが、そのうちのほぼ半数が存在するのが九州の大分県。当地では「沈み橋(しずみばし)」呼ばれる。大分と言えば院内町(いんないまち、現宇佐市院内町)に代表される石橋が多い土地柄。橋に関して一家言ある土地柄なのかもしれません。

沈下橋上を自動車が通るとこんな感じ。
橋上は乗用車一台がやっと通れる幅。それでいて欄干(ガードレール)はありませんが、地元の方々は離合が無いと見るやスイーっと駆け抜けて行きます。

沈下橋通過。水面から橋を見上げたところ

作りは至ってシンプル。今でこそ橋の資材に鉄筋やコンクリートを用いてある程度の水流には耐える構造になっていますが、元々は石や板で造られたものが沈下橋の原型。大水が出ると流されるのが前提でした。逆に言えば流されても惜しく無い、すぐに復旧できるように造られてきたのが沈下橋です。

名越屋沈下橋を過ぎると川は大きくUターン。それに伴って流れが急な「瀬」があります。流路は時計回りなので、基本的には向かって右(内側)の流れが緩く、左(外側)が流れが複雑で速い。ただし川のカーブは内側に砂が堆積するので、流れが緩い方ばかりを目指すと、浅瀬に乗り上げて進めなくなります。

この区間を下る場合は、道路から眺めて瀬の状況を確認してから下ることをお勧めします。

 

名越屋沈下橋

旅の期間

平成28年9月

 

続き

 


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