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2020-03-23

絶海の孤島を目指す旅犬ドギー<フェリーだいとう/沖縄県>


ついに。ついに!旅犬しょう、沖縄県上陸を達成しました。もちろん、「ただ土を踏みました」のような内容が無い旅をしてしまっては意味が無いし、面白くありません。そこは旅人宿の看板犬であり、全国を旅する旅犬ドギー。とびきり離島へ行ってきました。

旅犬ドギー、大東諸島に上陸


貸し出されたのは黄色いフィット

何故こんなたくさんある車の中から黄色フィット?嬉しいけれど

飛行機搭乗を経て那覇空港に上陸。この時点で犬と日本一周・沖縄県を達成しました。
今回の目的地は離島。那覇に上陸したその日のうちに離島行きのフェリーに乗船する計画なのですが、出港時間は夕方なのでそれまでの時間はレンタカー借りて沖縄を見て回るかな。半日くらいは何かできそう。←甘かった

ドギーがいるので移動は車を選択。ペット同乗OKなレンタカーを借ります。
手続きを終えて貸し出されたレンタカー、黄色のフィット(GK型)でした。なんでや。

 

離島へ渡るフェリー手続き

フェリーだいとう、通常の荷物受付窓口

今回目指す離島は「大東諸島(だいとうしょとう)」

沖縄から大東諸島・石垣島の距離はほぼ同じ

沖縄から東へ約400kmに位置する大東諸島(北大東島・南大東島)。

「日本一の絶海の孤島」
と言っても良いロケーション。宿守は17年前に行ったことがありますが、その時の記憶はあまりありません。大きなカエルがたくさん居た気がする。

交通の便は、

・飛行機が毎日運航
・フェリーは週1便程度

飛行機が毎日飛んでいるので、場所のわりに上陸難易度はそれほど高いわけではありません。

今回は後者のフェリーのダイヤと予定がうまく合ったので 、船で大東諸島を目指します。

 

「おじゃりやれ」は、いらっしゃいの意味

こちらはウチナー口(沖縄方言)ではありません。

「おじゃりやれ」 は八丈島の方言で「いらっしゃい」
大東諸島は開拓の歴史から、伊豆諸島南部の八丈島の流れを汲む島なのです。

 

荷物の手続きは午前中に行う必要あり

事前に問い合わせたところ、犬は貨物扱いなので受付を早めに行うよう促されました。空港に到着してレンタカーを借りて、まずフェリーだいとうが発着する泊港へ向かいました。

決して大きくはないフェリーだいとうの現場詰所

絶海の孤島・大東諸島で生活するための生命線とも言える、島の物資物流を支える重要な拠点です。

思い込みのようにフェリーだいとうが発着する泊港へ来てみたものの、あれ?誰も居ない。周辺にひとけはありません。おかしいなと思ってフェリーの事務所に電話を入れると、発着港が違うことが判明。

乗船する便は、危険物積載便で安謝港(あじゃこう)からの出港。貨物(=犬)の受付もそちらへ行ってください、との事。

ということで、安謝港へ向かいます。

 

犬のフェリー航送手続き

人生二度目のフェリーだいとう

安謝港へやってきました。と言っても泊港からは歩いて行けるほどは近くありません。

前回も往復フェリー利用だったので、個人的には15年ぶりのご対面。厳密には前回は先代の船だったので、新しくなってから初めての乗船です。

個人貨物荷受所

貨物はこちらのコンテナ内で受付。いや、そこ暑いでしょ。かなり。

料金体系が気になる貨物輸送

貨物運賃497円支払い完了。とっても安いのは助かりますが、端数が出る辺りどのように算出しているのかが気になります。

安心も束の間、ここでまた新たな事実が発覚。乗客の手続きは泊港にある大東海運の事務所へ行かないといけないことが判明しました。

 

人間の乗船手続きは泊港にて

荷役が終わると出港が原則

それでいて定刻は17時出港なのですが、

*「15時には乗船お願いします」

 

長距離航海であるフェリーだいとうは、

荒天、積荷が多い

等、航海や荷役作業に通常より時間を要しそうな場合は、フライング出港して時間の帳尻を合わせます。それは当日までわかりません。乗船時間が変更になる場合は、携帯に電話がかかってきて呼び出されることも。
なので、フェリーだいとうで大東諸島を目指す時には、その日近くに居なければいけません。レストランで名前書いて順番を待つみたいなもんです。

今回は発券時(一応午前中)に伝えられたので、まだ良いほう。

再び泊港にて、本日二回目の「無事発券」が完了

段取りを熟知していなければ一筋縄にはいかないフェリーだいとう乗船ですが、これが飛行機だと25,000円くらい必要なので、やっぱりフェリーは破格値。旅人にとっては大きな魅力です。旅情という点でも。
参考までに、鉄道で大阪から出雲市へ向かった場合、距離が那覇-大東諸島と同じ約400kmで6,600円(乗車券のみ)。それから比較しても安価です。

これで怖いものなし…ではありません。
フェリーに乗船するのが15時だと、夕食・朝食が必要です。
私の記憶が確かならば船内には売店は無く、徳島製粉のカップ麺自販機があるのみ。というわけで、スーパーマーケットへ行き食糧を調達。

 

思い出のRKK

フェリーだいとうに乗船するために借りたレンタカー

あっち(安謝)行って、こっち(泊)行って、スーパーマーケットでお買い物。それからあっち(安謝)で荷物を下ろして、こっち(泊)にある返却場でレンタカーを返して、そこから徒歩であっち(安謝)行って。

安謝港出港というイレギュラー & 貨物(=犬)の航送があったため、泊と安謝を行ったり来たり。

うん、これが旅だ。アクシデントを享受するのが旅人だ。

かつて旅ライダー御用達だったRKK LINE

黄色いフィットが貸し出された時には内心小躍りしたものですが、結局フェリーだいとうの乗船手続きを行うためにレンタカーを借りたようなもん。沖縄で運転した黄色フィット最後の思い出に、那覇新港に停泊している琉球海運の船を眺めながらパチリ。

2000年頃に沖縄を旅をしていた旅人さんにとって、「RKK LINE」の船体ロゴは思い出深いのではないでしょうか。内地からバイク、特に先島諸島(宮古島・石垣島)へ航送するためには、必ずお世話になる船がこちらでした。
現在は旅客営業から撤退しているため、全ての船がRORO船(ろーろーせん、貨物船)になっています。

以前は那覇から出ている長距離フェリー航路は、

・下り…宮古・石垣
・上り…鹿児島・博多・大阪・東京

・現在…鹿児島のみ

特に下り便が旅客運送から撤退したことによって、沖縄本島から先島諸島方面への公共交通機関は航空路のみになってしまいました。

 

それによって最も落胆したのが、

夏は北海道・冬は沖縄
という旅人ライダーたち。自分のマシンで日本の最南端(波照間島)・最西端(与那国島)まで行くことができなくなりショックを受けたことは、記憶に新しいところです。

その当時は、自身も同航路を利用して端っこを目指したライダーの一人。南の島のツーリングに憧れ、片道分の所持金で大阪南港から旅立って、現地でさとうきび刈りの住み込みアルバイトで帰りの旅費を稼いで旅を継続しました。写真こそ残っていませんが、日本最西端の与那国島を自分のマシンで走れたことは、一生モノの思い出です。

旅を取り巻く環境って、悪くなることはあっても良くなることは無いなあ、と思います。

行きたいところ
やりたいこと
は、今やった方がいいです!

南北大東島のライフライン

この便に限って、危険物積載が掲げられているフェリーだいとう

レンタカーを返却して、無事に指定時間までに乗船。

船体に描かれているのは南北大東島の村章と村花

大東諸島にとって、フェリーだいとうは命を運ぶライフラインです。

 

大東海運

 

続き

フェリーだいとう編

 

南大東島編

 

北大東島編

 

旅の期間

平成30年5月21日-5月24日


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