toggle
2020-01-16

東北秋田のミステリアススポット<田沢湖/秋田県大仙市>


日本のバイカル湖こと、日本で最も水深が深い田沢湖

東北秋田を代表する風景の一つに「たつこ像」があります。その伝説や固有種クニマスの絶滅や再発見など、何かとミステリアスな話題が多い田沢湖へ、旅犬ドギーと訪れました。

国策に翻弄されたクニマスの絶滅と再発見

田沢湖(秋田県大仙市)

田沢湖の日本一は 「深さ」
最大水深423.4mは日本最大、と地理の授業で習いました(面積は25.79㎢で国内第19位)。

「湖」というだけでミステリアスなのに底知れぬ深さを持つことで、不思議と言うか神秘さを兼ね備えている点が田沢湖の魅力であるように思います。

 

近年話題になったことと言えば、西湖(さいこ、山梨県)でのクニマスの再発見。

釣りマンガ「釣りキチ三平」の作品の中で、世に知られることになった元田沢湖の固有種。非常に美味とされ、秋田のお殿様にも献上されるほど珍重されていた、と文献に記録されています。

昭和15年(1940)、戦時体制下での電源開発・食糧増産のために近くを流れる玉川の水を湖に引き入れて水量を確保することが計画される。けれどその玉川の水は「玉川毒水」と呼ばれる強酸性の水。当時の情勢から水質悪化が省みられることはなく、玉川の水が導入されてから数年のうちにウグイなど酸性に強い一部の魚種を除いて殆どの生物が死滅。クニマスも居なくなった。

しかしながら、それ以前に人工孵化実験のために全国いくつかの地点にクニマスの発眼卵を送った、という記録が存在。

クニマスはどこかで生きているんじゃないか…

そんな期待と村おこしを兼ねて、一時期旧田沢湖町ではクニマスに懸賞金を掛けて捜索が行われたが、発見には至らなかった。

釣りキチ三平でのストーリーも、主人公三平の祖父・一平が玉川の水が引き入れられる前に密かに別の池にクニマスを移し生き永らえていた。という秋田県出身の作者・矢口孝雄氏の願いが込められたエピソードになっています。

 

時が流れ平成22年(2010)。タレントでイラストレーターのさかなクンが、絵を描くために取り寄せたヒメマスの中にクニマスが含まれているのを偶然発見。それは山梨県の西湖で捕獲されたものであり、先の移植により難を逃れたクニマスたちの子孫たちだった。

絶滅種とされていたクニマスは野生絶滅へと変更され、将来的には田沢湖への里帰りが期待されている。

現在は強酸性の玉川の水が中和された上で田沢湖に流入しているため、事業当時からすればずいぶん酸性は弱まっているとされるが、なにぶん水深がある湖ゆえ湖水量が多く、クニマスが好む深部の水質改善には至っていないようです。

 

辰子伝説と八郎潟

たつこ像(秋田県大仙市)

昔、田沢湖のほとりに「辰子」という名の美女が暮らしていた。若さと美しさを何とか保ちたいと考えた辰子が龍へと姿を変え、人間界へ別れを告げ田沢湖の主となった昔話。この時竜の姿になった辰子と対面した母が、別れの際に投げた松明(たいまつ)が着水してクニマスになった、との伝説がある。

また、秋田県内にはかつて八郎潟という大きな湖があり、そこにもやはり人間から龍へ姿を変えた八郎太郎が暮らしていた。
お互い龍になった八郎と辰子はいつしか惹かれあう仲になり、八郎は田沢湖で暮らし始めた。主のいなくなった八郎潟はどんどん浅くなり、二人が暮らす田沢湖はどんどん深くなった。田沢湖が内陸部の豪雪地帯に位置していながら冬でも凍らないのは、湖の主として八郎と辰子が暮らしているためとされる(実際には水深があり湖水の対流が発生するため)。

 

日本の湖沼面積において田沢湖は第19位ですが、八郎潟は一つ上の第18位。湖の広さでも寄り添う形になっています。

ただし八郎潟はかつて琵琶湖に次ぐ面積第二位の広大な湖だったものが、昭和32年(1957)から行われた干拓事業によって10分の1ほどに面積が縮小したもの。残された八郎潟調整池が田沢湖に近い面積になっています。

 

秋田県を代表するスポットにて

辰子とクニマスが語り継がれるミステリアススポット

東北秋田の田沢湖にやってきた日本一周犬・しょう。あいにくの天気でおさんぽする機会は、あまりありませんでした。

東北は広い!
県を跨がっての旅は日数が必要ですね。

 

田沢湖


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です