長崎県東部、島原半島南部に位置する加津佐へはかつて島原鉄道の路線が伸びていました。旅客減により平成20年(2008)3月に廃止になり、現在はプラットホーム跡が当時を偲ぶものになっています。
大岩とかつての鉄道終着駅跡
駅は海辺に面した場所にあり、大きな岩と美しい砂浜が目を惹きます。大岩は女島(めしま)と呼ばれるもので、藩政時代はのろし台として使われていました。
付近は砂浜が点在していて明治大正時代は女島を境に南側(口之津方向)を外国人、北側を日本人と分けて海水浴を楽しんでいたようです。
海の上から陸地を眺めると島原半島の主峰・雲仙岳(うんぜんだけ/1,483m)や天草諸島を眺めることができます。
浜辺に立って海を眺めると、長崎市から延びる野母崎半島(のもざきはんとう)をうっすら眺めることもできます。
浜辺にはブランコが設置されていて、そちらで揺られながら海を眺めるのがお勧めです。
どうせ撮影するなら夏の明るい海や晴れている時が間違いなく良いのですが、空撮や犬連れであることを考えるとあまり人が多い季節や曜日、時間帯を避けたほうがご迷惑にならないかなと思い、朝早い時間に訪問しました。