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2019-10-16

人気小説と駅そばが名物の駅たずね<亀嵩駅/島根県奥出雲町>


JR木次線・亀嵩駅(JRきすきせん かめだけえき / 島根県奥出雲町)

亀とそばがお出迎え、島根県奥出雲エリアにあるローカル線の駅・亀嵩(かめだけ)

松本清張原作「砂の器」で、事件解決への大きな手掛かりとなる

*「カメダが…」

のキーワードとして登場。一躍この駅が有名になりました。

ご当地グルメ・出雲そばを食べることができる駅

駅舎内で蕎麦が食べれることで有名

亀嵩駅には 駅舎内にお蕎麦屋さんが併設されており、 「出雲そばの駅そば」を頂くことができます。

扇屋そば

「かめ駅長」
が手に持つのは、三段のもりそば。出雲そばと言ったら、皿を何段かに積んだもりそばか、釜揚げそば(後述)。どちらも亀嵩駅の駅そば屋・扇屋さんで食べることができます。

元々駅務を行っていた空間が、現在はおそば屋さん

駅待合所内に入ると右手に扇屋さん。

実はこちら、元々の駅務 & 駅長室。駅長室で食べることができるお蕎麦なんです。

釜揚げそばが出雲ならでは

蕎麦屋兼駅長さんなので入場券が売られています。

この中であまり聞き慣れないのが「釜揚げそば」

茹でたそばを水で締めずにつゆと一緒に丼に入れ、しょうゆと薬味をかけて食べる、出雲地方独特のそばの食べ方。

元々は出雲大社門前の屋台発祥と伝わるもの。
全国の神様が出雲に集まる神在月(かみありづき)は、出雲大社に大勢の参拝客が訪れる。→出雲以外は「神無月」。旧暦10月

参道や門前には多くの露店・屋台が並ぶが、屋台のそば店は水が十分あるわけではないので、そばが茹で上がるたびにそれを水でしめるわけにいかず、茹で上がったそばをそのまま器に入れて提供していた。神在月は新そばが出る時期であること、気温が低くなる時期ということもあり、温かい食べ物として釜揚げそばがとても喜ばれた。

出雲國にとっては秋の味覚、國外から訪れる参拝客にとっては(今で言うところの)地域グルメとして、国中に広まったそうです。

 

おそばは列車内でも食べることができます。

弁当箱入りの割子そば。
列車到着の1時間前までに電話予約しておけば、到着時に駅ホームで受け取ることができます。

今は発券としては使用されていない窓口

駅業務としては、往時と同様の事は行われていません。

業態こそ異なりますが、ここにはスタッフさんが居て人が集まってきます。無人駅特有の寂しさはありません。

 

駅プラットホームへ

現在は使用されていない改札ラッチ

改札を通りプラットホームへ出ることにします。改札前まではみ出したベンチがなんとも…

木次・宍道方面

プラットホーム一面・線路一線。いわゆる「一面一線」の駅。

備後落合方面

線路右側の不自然なスペースは2番線跡。元々は二面二線だったものが 片側撤去されて、一面のみのホームとなっています。

「カメダが…」
で一躍有名になった亀嵩駅。ドラマや映画もこちらの駅で撮られたのかと言うと、その限りではありません。

昭和49年(1974)の映画版で撮影されたのは、ホーム→出雲八代駅。駅舎→八川駅。同じ木次線に所属する近くの駅ですが、見ての通りホーム反対側に崖が迫っていてカメラが引けなかったという理由があるそうです。

JR西日本木次線カラー

JR西日本標準規格の駅名標
木次線に割り当てられているラインカラーは 山吹色。運行される列車の色と 駅名標等で、それを知ることができます。

古そうですがアルファベット表記があるので、戦後のもの

砂の器はほっておいても注目度は高いので、PRするべきはこちらです。

「国鉄フォント」なるものはありますが、こちらは亀嵩駅オリジナル規格・フォント。唯一無二のものです。

現代は会社のルール上、諸々の規格が統一されてしまうことは仕方ありませんが、残されているこういったものを大切にしていって欲しいと願います。

 

旅犬しょうの駅たずね

そらうみ駅駅長しょう、他駅巡検中

旧字体・文法の駅名標。旧式駅舎。後ろの公衆電話。

どれもいつまでも残って欲しい、昔懐かしい正統派ローカル駅です。

 


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