画面上部に戻る

story

そらうみ旅犬ものがたり

プラットホーム上に県境線があった駅の今・後編<宝珠山駅/福岡県東峰村・大分県日田市>

かつてプラットホームに県境線が引かれていた宝珠山駅。被災によるBRT転換後にドギーと訪問してみたら、地域のレクリエーション施設化が進行していました。

かつて県境線が敷かれていたプラットホーム上には、新たにコミュニティスペースが建てられていました。

 

プラットホーム上に県境線があった駅の今・前編<宝珠山駅/福岡県東峰村・大分県日田市>

プラットホーム上に県境線があった駅の今・前編

 

東峰村POPOLAND計画

鉄道の宝珠山駅は役目を終えてBRTにバトンタッチされましたが、宝珠山駅周辺は飲食ができるカフェやイベントスペース等の整備が進行中です。

デザイナーはななつ星などJR九州の列車をデザインされている水戸岡鋭治氏。東峰村が村内の三駅を2億4000万円かけて改修を行いました(うち、宝珠山駅は約1億1000万円)。

旧線路を活用したレールバイク体験ゾーン。ドギーが乗らせてもらっているこの部分は転車台。レールの両端に設けられたこれらの場所で方向転換を行い、レール上の走行を楽しめるようになっている様子。

現在はすっかりBRT専用路に舗装されている旧鉄路ですが、宝珠山駅周辺ではこの部分だけが旧線路がそのまま残され鉄道だった痕跡を留めている点で貴重ですね。

 

ひこぼしライン随一の宝珠山駅駅舎

リニューアルが施されたBRT宝珠山駅。祝花が多数掲出されているところから、最近オープンしたものと見て取れます。

駅舎は鉄道時代の平成10年(1998)に再建されたもの。以前の訪問時と比べると出入口にアルミサッシが入るなど、木造駅舎の風格はそのままにマイナーチェンジが施された感があります。
昨今は無人駅が当たり前になり、駅舎が存在しないバス停タイプの駅も登場し始めました。日田彦山線一の風格を誇った彦山駅も解体されて存在しない今、宝珠山駅はBRTひこぼしライン随一の駅舎と言えそうです。

https://pilgrim-shikoku.net/sanukisaidastation-stationbuildingupdate

駅舎がバス停タイプに転換された例。別のサイトで私が書かせて頂いている記事です。

宝珠山駅駅舎に入ってすぐ左にお店がオープンしていました。

駅舎内部をリフォームした「CAFE POPO」さん。

店休日だったので利用することが出来なかったのですが、メニュー表が出ていたのでこれから宝珠山駅を訪れる方や、ドギーと飼主が次回訪問する際の参考に。メニューはドリンク中心な感じです。

ここで目を惹くのが「岩屋清水」ですね。岩屋とは宝珠山から小倉方面へ2駅行った筑前岩屋駅近くに湧き出ている岩屋清水の事。平成の名水百選にも選ばれている名水で味は言わずもがな。それをここで楽しむことができるのはとても嬉しいですね。

フードはカレーがメインのようですが、カレーだとその味に持っていかれてしまうので、ここは岩屋湧水土鍋炊きごはんの白ごはんを味わいたいです。どんなカレーなのかが分からないのですが、ルーカレーならば混ぜずにカレーを口にする前に白ごはんを食べれば、湧水炊きのごはんの味を楽しめるのでしょうか。また来れた時のために想像を膨らませておきたいと思います。

駅舎裏側のかつてプラットホームがあった場所。整地されてすっきりしていました。

旧鉄道沿線沿いには県営?村営?住宅のような住宅が立ち並んでいたので、この付近も平成29年(2017)7月に発生した九州北部豪雨で被害が出たのではないでしょうか。そのときに氾濫した大肥川(おおひがわ)は駅のすぐ横を流れています。

 

プラットホーム上の県境線は過去のものに

ポッポミュージアム建設に伴い、県境ポールは地面に移設されました。プラットホーム上の県境線が過去形になってしまったのは非常に残念です。

旧鉄路が転用されることなく完全にバス転換される廃線も多い中で、一部路盤が活用されてBRT化されたのは現状考えられる最良の着地点だったと思います。
BRTは鉄道に準ずる扱い、すなわちかつての国鉄バスのような存在。バス停タイプの停留所であっても「●●駅」の呼称が付くのは鉄道ファンとしては嬉しいです。

プラットホーム上に県境線がある駅

プラットホーム上の県境線は、こちらの記事でご覧頂けます。

今回訪れた場所

CAFE POPO(カフェポポ)

日程

令和7年(2026)12月


back

前の画面に戻る

前の画面に戻る

© そらうみ旅犬ものがたり