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そらうみ旅犬ものがたり

ドギーの日本二周|第2話青森県「龍飛岬/青森県外ヶ浜町」

ドギーの日本二周、第2話は本州最北の「青森県」です。義経伝説最北の地であり有名歌謡曲のふるさとを、ドギーと訪れました。

龍飛岬と書かれた岩の上にて。背後には北海道が見える場所なのですが、訪れた時は霧が立ち込めていてこの通りです。

 

竜飛岬と義経伝説

二つの半島を有する青森県ですが、そのうちの左にあるのが津軽半島。その先端にあるのが龍飛岬(たっぴみさき)です。

近世では青函トンネル工事で賑わった竜飛岬周辺。周辺には青函トンネル工事にゆかりがある施設がいくつか存在します。

なお、戦前のトンネル計画ではこちらの津軽半島ではなく、下北半島を経由して海峡部の距離が短い大間ルートが有力でした。緯度では右の下北半島が上にあるので、本州最北端はこちらではありません。

龍飛岬には義経北行伝説のうち、ここから津軽海峡を渡って北海道に上陸したという義経渡海伝説が伝わります。

源義経は兄である源頼朝に追われ、1189年に奥州平泉・衣川で自害したとされます。しかしそこで討たれたのは影武者で、義経は弁慶と共に北の方角へ逃れたという伝承が北東北の各地に残っていますが、これが義経の「北行伝説」です。
伝説には続きがあって、ここ龍飛岬から北海道へ渡り、更に樺太を経てユーラシア大陸に上陸してテムジンと名前を変え、巧みな戦術で蒙古諸部族を統一。モンゴル帝国建国を機にチンギスハーンを名乗ったらしい。そこまでいくと伝承の域がより色濃くなりますが、それもこれも義経の英雄性と悲劇性の強さが民衆の共感を誘い物語を生んだと言えます。
弱い立場に追い込まれた者、敗れた英雄に感情移入してしまう言葉に「判官贔屓(ほうがんびいき)」というものがありますが、日本人の心性がよく現れています。


雪に覆われた兵共が夢の跡<高館義経堂/岩手県平泉町>

史実では義経が最後を遂げたとされる衣川をドギーと訪れた時の旅日記です。


竜飛岬展望台へ続く歩道橋に龍があしらわれていますが、これは義経の渡海伝説に由来するようです。義経はこの地で海峡横断の無事を願ったところ三頭の龍馬が現れ、その背にまたがって嵐が収まった津軽海峡を越えて蝦夷地(北海道)に渡ることができました。

竜の背に乗って飛んでいったことから「龍飛(たっぴ)」
三頭の龍馬が繋がれていたことから「三厩(みんまや)」 ※合併前の自治体名が三厩村

厩は訓読みが「うまや」、音読みが「きゅう」で、馬を飼い世話をするための建物という意味です。
ドギーの飼主は以前の職業で、競走馬をレースへ送り出す「厩務員(きゅうむいん)」という仕事に就いていたことがありますが、現代では競馬関係で登場する漢字ですね。

振り返るとこの旅は北海道を含め10日間くらいの旅でしたが、極端に晴天日が少なかった記憶があります。ドギーの人生では何度も行く事ができない場所だけに、そこが悔やまれます。

晴れていれば北海道一望の絶景スポットなのでしょうが、ドギーと飼主が訪れた朝は霧が立ち込めていて何も見えませんでした。竜飛岬には灯台があるのですが、がんばって坂を登って行っても何も見えないだろうなあと、この時はパスしました。

 

竜飛岬名物・津軽海峡冬景色歌謡碑

悪天候で眺望の良くない岬周辺の観光は諦めて、こちらにやってきました。

龍飛岬の名を有名にしたのは、間違いなくこの歌でしょうね。

こちらの地図には記載がありませんが、津軽海峡冬景色歌謡碑の「津軽」の字のあたりに駐車場があります。

灯台や展望台へは上の駐車場へ。歌碑や階段国道は歌碑横の駐車場へ使い分けが便利です。

津軽海峡冬景色の歌詞が石板三枚に刻まれています。

作詞「阿久悠」っていいですね。昭和歌謡界の発展は、この方なくして語ることができないでしょう。

この赤いボタンを押すと「♪ジャジャジャジャーン」とあのイントロが流れ、石川さゆりさんが唄う津軽海峡冬景色がフルコーラス大音量で流れます。

訪れた時はこの通りの風強く霧が濃い天候なので近所迷惑ということはないのでしょうが、朝まだ6時台だったのでボタンを押すのはやめておきました。

 

ドギーと竜飛岬

下北半島の大間崎に続いて、津軽半島の竜飛岬へも訪れる事ができました。

すっきり晴れて北海道が見えると良かったのですが、こればっかりは地球の都合。無事に来れただけで良しとしなきゃですね。


本州最北端の岬さんぽ・前編

青森県のもう一つの半島の岬めぐりをしたときの記事はこちらです。


 

次回ドギーの日本二周

ドギーの日本二周第3話は「秋田県」で、1/19(月)の投稿を予定しております。

今回訪れた場所

津軽海峡冬景色歌謡碑

日程

平成31年(2019)7月


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