ドギーと宿守が暮らす香川県には、今日「日本のウユニ塩湖」「インスタの聖地」と称される浜辺があり、人気を博しているようです。が、このエリアでは遠浅の海岸が珍しいことではなく、人だらけの浜へ行かなくてもどこでだって干潮時はこの通りです。
潮干狩りで賑わう浜
春の午後、こちらの浜が賑わいます。訪れる人々の目的は「貝掘り」
鋤簾(じょれん)で砂を少し浚(さら)うと貝が棲む小穴が現れ、そこに食塩を投入すると飛び出す「マテガイ」を求めて、人々が浜を訪れます。
奥に見える島影は伊吹島(いぶきじま)。
さぬきうどん出汁に欠かせないイリコの産地。令和元年(2019)の瀬戸内国際芸術祭・秋会期の会場にも選ばれている島で、今年は大勢に人々が来島することが予想されます。
夕陽を映す広大な浜でドッグラン
陽が落ちると浜辺で遊んでいた人々が、ウソのように居なくなりました。夕方に潮が引くタイミングだとこの通り。満潮時は海底になる部分が砂浜となって現れ、取り残された海水が水たまりや水路となって残ります。
誰も居なくなった浜へドギーを放ちます。
干潮時はとにかく広い!
浜辺の広さで言えばさぬき市の津田の松原か、ここ観音寺市の有明浜か。遠浅である分、潮が引いた時は後者の方が確実に広い。
しばらくドギーを走らせていたら、太陽はもうあんな位置。向こうに見える低い島影は、しまなみ海道の島々。
普段生活していると太陽を見る事って、たまに朝日・夕陽を見る時くらいかなあって思いますが、この時間はとても早い。夕陽だったら一瞬で沈んでいきます。
小さい頃から宿守が行くところにほぼほぼ連れて行っているので、自然が大好き。水を怖がることも無く走り回って砂もぐれ。
自家用車に乗って帰る前に持参した4リットルペットボトル×2本(お湯)と古バスタオル×2枚で砂を洗い流してから、車に乗り込みます。自然で遊ぶ時は準備が肝心です。
月も映す遠浅の海
この日は夜になるにつれ更に潮が引く日で、どんどん陸地が現れて行きました。空の三日月に一番星・二番星も良い感じ。
有明浜(※この場所)から父母ヶ浜(ちちぶがはま)は直線で約5kmの至近距離ですが、こちらの浜は全然人が居ないです(今はわかりません)。
波打ち際が広いので水たまりの形を選ぶことができて、人が居ても密集しないので人物が入らないように映すことも容易。賑わっている有名な場所に身を置きたい、というなら話は別ですが、ドッグランや夕陽の写真撮影が目的であれば有明浜がお勧めです。