長崎市から南西に伸びる野母崎半島(のまざきはんとう)の先に樺島と言う名前の島があります。樺島の読みは「かばしま」。現在は道路橋によって九州本土と繋がっています。
古来の呼び名は川場島(かわばじま)。島ながら水が豊富な場所で往来する船舶の給水や風待ち等に利用されてきたそうです。
ゆえに島の集落には井戸が数多く存在しますが、その中の一つに大ウナギが棲みついている井戸があり覗き込んで鑑賞することができます。
樺島灯台
以来、近海を航行する船舶に陸地の存在を知らせてきました。全国各地の灯台が無人化されたように、樺島灯台も昭和46年(1971)に無人化され周辺は公園として整備されました。灯台公園から天気が良い時は天草諸島や五島列島を望むことができます。軍艦島こと端島も野母崎の向こうに見て取れます。
樺島灯台を訪れたドギー
近くまで自家用車で来ることができますが、道中で対向車があったときに離合が困難な道幅なので注意が必要。長崎の先っちょにドギーのあしあとを残すことができました。