令和4年(2022)10月1日。豪雨災害により長期間路線寸断が続いていた只見線が11年余りの歳月をかけて復旧。全線で運転再開を果たしました。
只見川を渡る列車
第四只見川橋りょうは国鉄会津線(現・只見線)の延伸工事により昭和28年(1953)完成。昭和31年(1956)に列車が走り始めました。中央部は下路曲弦ワーレントラスにコンクリート桁(会津水沼側)とプレートガーダー(主に会津中川側)を組み合わせた全長約199mの単線の鉄道橋です。
2011年7月の集中豪雨では只見川が氾濫して流された鉄橋がいくつかあるなか、こちらの橋梁は下路式で上部にトラスがあったため流失を免れたそうです。しかしながら流木などの衝突により橋自体の損傷や会津水沼側の路盤崩落などがあり復旧には約半年の期間を要しました。
どちら側の渡口もカーブになっているので、鉄橋全体がS字になっているのが当橋梁の特徴になっています。
※第四只見川橋りょうの表記について
橋梁の「梁」の字が常用漢字ではないため橋梁名など固有名詞においては「橋りょう」と平仮名交じりの表記になります
ドギーの只見線乗車
只見線は運転本数が少なく列車自体が短編成のため団体さん等と重なった時は車内すし詰めになるイメージがあったのですが、当列車は空いていて心地良く鉄道を旅を楽しむことができました。