出羽富士の別名を持つ鳥海山のふもとを走り、その美しい山容を車窓越しに眺めることができる鉄道があります。
車窓に見える鳥海山が特に美しく映る場所
由利高原鉄道鳥海山ろく線は、その名の通り秋田県側の鳥海山麓を走るローカル鉄道。羽越本線の羽後本荘駅から分岐して矢島駅までの23.0kmを走行します。同線は国鉄矢島線として運行されていたものが、1985(昭和60年)10月に第三セクターである由利高原鉄道に転換されました。その際に路線名が鳥海山ろく線に改称されました。
路線各所で鳥海山の姿を眺めることができますが、中でも子吉川の鉄橋を渡った先にある曲沢駅付近の風景と走行する列車は、沿線随一の好ロケーションと言われます。どこから眺めても美しい鳥海山ですが、ローカル鉄道の車窓から眺めるそれもまた素晴らしく、とても印象に残ります。
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