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そらうみ旅犬ものがたり

百年駅舎最後の春<土讃線・讃岐財田駅/香川県三豊市>

讃岐財田駅は香川県から高知県を結ぶ土讃線にある駅です。地名は「さいた」ですが駅名の読みは「さいだ」と濁ります。

旧駅舎にとって最後の晴れ姿になる桜の季節に撮影を行いました。

 

百年駅舎最後の春

香川県/徳島県の県境に位置する駅で、駅は大正12年(1923)5月の開業。駅舎は改修を重ねながらその時のものが使用されてきました。

昨今JR四国では駅舎の更新が順次行われておりますが、歴史ある駅舎と言えど待ったなしの状況です。

しかしながら老朽化等の理由により令和6年(2024)5月以降、解体され新しく簡易的な駅舎が建設されることになりました。すなわち桜と駅舎・駅舎と列車を同時に見ることができるのは今年が最後です。駅舎を眺めておりましたら上りの特急列車がやってきました。高知と岡山を走る特急南風。アンパンマンラッピング列車だったのも幸運でした。

 

御神木タブノキ

鉄道敷設に際し撤去が予定されておりましたが、工事関係者に不慮の事故が相次ぎ留め置かれた讃岐財田駅のタブノキ。

開業以来の駅舎は解体されこれから新しい駅舎の建設が始まりますが、その駅より遥かに昔からある天然記念物のタブノキは健在。沿線を走る観光列車・四国まんなか千年ものがたりのヘッドマークの原案に採用された由緒正しい御神木です。

 

旧駅舎解体、その後

ほどなくして旧駅舎は解体されたようです。新しくなる讃岐財田駅が楽しみです。

これから駅の形状こそ変化しますが地域が末永く栄えますよう願っております。

今回訪れた場所

讃岐財田駅(さぬきさいだえき)

日程

令和6年(2024)4月ほか


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