築堤上に残された鉄道車両

日本海に長く突き出た能登半島にはかつて先端近くまで鉄道がありました。

穴水－蛸島/61.0km

全通：昭和39年(1964)9月…国鉄能登線
転換：昭和63年(1988)3月…のと鉄道能登線
廃止：平成17年(2005)4月…全線廃止

全通は国内の鉄道としては遅い時代で結果的に40年だけ奥能登まで鉄道が来ていたことになります。

その終点だった蛸島(たこじま)駅近くの築堤上にかつてののと鉄道車両が残されています。残されてると言っても保存されているわけではなく、線路の上に気動車が置かれているだけで今は朽ちている様子。周辺のモニュメント等からこの場所で何かのイベントに使用されたのかもしれません。

この場所に鉄道があったことを記憶に留めることは大切ですが、現状は少し残念な印象です。

令和5年(2023)5月5日に発生した地震はこのエリアが震源地となりました。
このたびの能登半島地震に被災された方々の無事と、能登の人々に一日でも早く平穏な暮らしが戻りますよう願っております。

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