北海道第二の都市旭川から日本最北の都市稚内を目指して走る特別急行列車サロベツ号です。
特急サロベツと利尻山
旭川-稚内の走行距離は259.4kmに及び、現代の在来線列車としては有数の長距離運転が行われています。所要時間は約3時間45分。
その長い旅路のハイライトシーンとも言えるのが稚内市街地が近くなった
抜海-南稚内
駅間の車窓。抜海は「ばっかい」と読みます。抜海駅を過ぎた列車は一旦海へ近づきますがそこで天気が良い日には日本最北富士こと利尻山が車窓に現れ、海に浮かぶように佇む姿を眺めることができます。この区間は海岸沿いの低い位置を走る車道から眺める風景よりも、小高い丘の上を走る鉄道のほうがより迫力ある利尻山の山容を目にすることができます。長時間の乗車を経て現れる利尻山の姿にほどなく街が現れ列車は終点へ。そこが日本最北都市・稚内であり日本最北の駅・稚内駅です。
列車でこの区間を乗車する際は下り(稚内方面)は左側、上り(札幌方面)は右側への着席がお勧めです。