香川県西部の三豊市に一年で二日間だけ旅客営業が行われる、日本で一番営業日数が少ない駅があります。
一年で二日間だけ営業する駅
その駅の名は「津島ノ宮(つしまのみや)」駅。隣接する津嶋神社の夏季大祭が行われる8月4日と5日だけ開設され、日中の各駅停車を中心に旅客営業が行われます。すなわち営業日は二日間ということになりますが、これは日本全国に存在する駅の中で最も少ない営業日数になっています。
如何に神社の大祭に合わせての開設とは言え付近には住民が存在します。それこそ津島ノ宮駅周辺より民家が少ない駅は世の中には数多存在するので、どうして常設駅にならないのかというところですが、
・カーブ区間に設置しているため乗降に危険が伴う
・特急列車が100km/hで走る区間のため、その運用が難しくなる
特に前者の事情が大きいでしょうか。列車とプラットホームの隙間が大きいため、駅が開設される二日間は多度津駅から派遣された職員さんが列車の発着に合わせてそれぞれのドア付近に立ち、乗降介助と注意喚起が行われます。
2024年は初日の8/4が日曜日なので利用される参拝者さんは多いのではないでしょうか。