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2020-03-19

有事の際の備え。展望台として開放されている津波避難タワー<久礼津波避難タワー/高知県中土佐町>


カツオの一本釣りで有名な久礼港

こちらは太平洋を見下ろす海沿いに立つ展望台。今は穏やかな海ですが、ひとたび大地震が起こるとこの光景は一変することでしょう。津波避難タワーに登って街を眺めつつ、防災意識の向上に努めたいと思います。

久礼津波避難タワー

久礼津波避難タワー(くれつなみひなんたわー/高知県中土佐町)

こちらは観光用展望台ではなく有事の際の防災避難タワー。

エレベーターは通常時停止

東日本大震災以降、太平洋側を中心に有事の際の津波避難タワーが建設されました。四国では徳島県南部や高知県沿岸で見ることができます。
その多くが普段は入ることができない施設が多いのですが、こちら高知県中土佐町久礼にある津波避難タワーは常時開放されていて、階段かスロープを伝って昇り降りすることが出来ます。

 

2F

フロアは大きく分けて二階層

性質上1Fが建物全体の3分の2を占め、2F・3F併せて部分が3分の1と言った感じです。

2Fの高さで海岸沿いに植えられた松林と同じくらいの高さ

潮風の強い海沿いの土地では、防風・防潮面で松が植樹されることがよくありますが、こちらも同様の理由。久礼の松林はそれほど大規模なものではありませんが、港と人々の生活を護る大切な役目を担っています。

2Fまでは市街地から歩道橋が直結

この街の中には久礼の人々の台所・大正町市場(たいしょうまちいちば)があります。

ここで暮らす人々は海の恵みを誰よりも知っていますが、同時に海の恐ろしさを誰よりも知る人たちでもあります。

2Fで約16mの高さ

とりあえず最上階を目指して階段を上がります。

 

3F

最上階の3Fにやってきました

ここで海抜20m。すぐそばが海なので正味の高さなので、歩いて上がるには決して楽チンと言うわけではありません。

けれど、いざ事が起こった時は信じられない力が出て、一瞬で駆け上がれると思います。

平面図を見ると円形の形状であることがわかる

実際街の人全員がここに避難できる広さがあるかと言うと、難しいのです。

そこは、ある地域の人たちは山へ逃げる等、町では地区ごとに避難経路の周知が徹底されているようです。

ベンチで一休み

3Fにはベンチがあり、一休み。

ここでお酒を飲んではいけません

ん?よく見ると、なんとまあ高知らしい注意喚起。禁煙はともかく「禁酒」とは。ここなら雨が当たらないので、全天候型のおきゃく場(宴席)になります。それはいけません。

他のベンチにはお弁当を食べている方がいました。ゴミの持ち帰りについてお願いがありましたが、通常の飲食はOKのようです。それこそ大正町市場(たいしょうまちいちば)で弁当・お惣菜を買ってきてここで食べると良さそう。眺めが良いのでなんでも美味しく召し上がることができそうです。

 

非常食の備蓄庫

有事の際の食糧庫など

津波避難タワーらしく、3Fにはその機能を兼ね備えるための設備が設けられています。

お湯を入れたらふっくらごはん

窓から中が少し見えるのはアルファ米。非常食が備蓄されています。

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お湯を入れたらふっくらごはんの出来上がり(水でも可能)。日持ちするので非常食として自宅に備蓄するのははもちろん、個人的には登山で活用しています。

何が良いって「軽い」
これに尽きます。一昔前の登山は白米や缶詰等が主流だったことを考えると、画期的な軽さになりました。自宅で食べても感動はあまり無いと思いますが、一日山を歩いて夕方食べるごはんの美味しい事。パッケージを見ると美味しかった思い出しか浮かびません。

登山や災害時には強い味方になるアルファ米ですが、ここで使う日が来ない事を願います。

 

防災教育の場として

町内にはもう一つ津波避難タワーがあります

さきほどは2F、3Fから改めて街を見渡してみると、家屋の見え方が少し違います。土佐の家らしく、瓦屋根に白い漆喰壁の家が目立ちます。

瓦は強風で屋根が飛ばされないための工夫ですが、漆喰壁は吹き付ける潮風から家を守る工夫。理由は様々ありますが、潮風は避けて通れないもの。元より補修が容易な素材を用いているというのが一因です。

うちの子教育中

旅犬ドギーに大海原を見せて津波の話を聞かせました。旅犬ではあるけれど、うちの子でもあります。我が家なりの情操教育の場とさせて頂きました。

 

第一号津波避難タワー


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