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2020-05-21

漁村の原風景が残る石垣の里おさんぽ・後編<外泊/愛媛県愛南町>


石垣の里「外泊」。集落内をおさんぽして石垣と間近に接するのも良いけれど、その眺めも秀逸です。ドギーを連れて集落全体を見渡すことができる場所にやってきました。

組まれた石垣の上に家が立ち並ぶ外泊集落


南予の段畑

眺めが良い場所は集落端っこの斜面

一度集落から下りて県道まで下りてきます。メインストリートに戻って、そこからさきほどとは反対側の路地を上がって行きます。

その丘は耕作地になっています

南予地方と言えばここでも見ることができるような、石垣で組まれた段畑が有名。宇和島の「水荷浦(みずがうら)」が有名です。

【関連記事】ドギーの生まれ故郷へ、おさんぽ旅<遊子水荷浦の段畑/愛媛県宇和島市>

畑作ができるような広い土地があるわけではないので、斜面を開墾して石垣を組む。
畑が出来たからと言って野菜をバリエーション豊富に植えることができるわけではありません。雨が多い地域ではないので多量の水を必要とする野菜は作れません。海が近くて塩害があるので芋類のような地下作物が中心になります。それは保存性という意味でも有効です。

水荷浦は今でこそ「段畑のじゃがいも」として売り出されていますが、そこもここも元々は自分たちの食糧を確保するために作られていたもの。段畑が存在した事情はこの辺りの地域共通の営みです。

 

ご覧下さいこの傾斜

畑を耕すための機械は入らないし、ここまで持ってくるのも大変。そもそも坂を上がって畑仕事に行くのも簡単ではありません。それだけの労力をかけてもこのような狭い土地。たくさん野菜が作れるわけではありません。

南予地方の古い風景写真を見ていると、このような石垣段畑は広く存在したようです。水荷浦がある三浦半島は、山全体が段畑という部分もあったようです。それは食糧を自分たちでどうにかして入手しなければならないからです。

しかしながら世の中の産業構造が変わって食糧を「購入する」時代に移行すると、多大な労力を要するわりに生産性が悪い段畑は耕作が行われなくなっていったようです。

 

石垣集落一望の丘

段畑から眺める集落の眺望

個人的に、ここから見る外泊が集落全体を眺める事ができて好きです。

「だんだん館」は左上にある建物。
あちらへ行くと昔の外泊の風景写真を見ることができるので、訪問お勧めです。

空地もちらほら。前編の「遠見の窓」から眺める海の風景は、このような場所から撮りました。
売りに出ていた土地もありましたが、夢の石垣集落暮らし。いかがでしょう。

胴体を乗り出して石垣集落を眺めるドギー

この体形の彼にとっては階段が多い集落のおさんぽより、集落眺望の方が向いているような気がします。

 南方系の魚を見ることができる美しい海

散策を一通り終えて、海辺へ下りてきました

おさんぽ中もずっと小雨が降るような怪しい天気でしたが、ついに降り出したかという感じ。

波立つ水面が少し残念

雨が降り少々風が出て来たので水面が波立っていますが、これが晴れの無風だと海の底やそこに泳ぐ魚が丸見えなくらい海が透明。場所によっては珊瑚礁も見ることができる、魅力的な南方系の海が広がっています。

この時は曇天のおさんぽになってしまいましたが、これが晴れだとまた印象が違って見えると思います。

 

石垣の里外泊

 

旅の期間

平成28年6月ほか


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