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そらうみ旅犬ものがたり

雪に覆われたおろちループ橋<奥出雲おろちループ/島根県奥出雲町>

雪深い奥出雲と呼ばれるエリアに巨大な二重ループ橋が存在します。

神話の国らしく日本神話由来の名が冠されるループ橋

 

雪に覆われたおろちループ橋

【奥出雲おろちループ】
国道314号(福山~東城~木次)の広島/島根の県境区間に架かるループ橋。険しい勾配ゆえ道路はループ、並走する鉄道はスイッチバックで坂を越えます。 名称の由来は日本神話に登場する八岐大蛇(やまたのおろち)から。山肌に張り付くように二重に円を描く様子は、島根県が神話のふるさとであることからもピッタリなネーミングです。

全長2360m、区間標高差105m。平成4年(1992)4月開通。

並行するJR路線である木次線(きすきせん)は国内有数の閑散路線であるにも関わらず、昭和後期の国鉄赤字路線選定の際にはおろちループがまだ無く「代替道路が未改良」「豪雪により閉ざされる期間が長い」という理由で廃止を免れました。しかしながらおろちループが機能している今、それらの理由は改称されたように見えます。こちらのループの景観は素晴らしいのですが、いち鉄道ファンとしては木次線を取り巻く環境を考えると複雑な気持ちになります。

 

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今回訪れた場所

奥出雲おろちループ

日程

令和4年(2022)1月


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